岡田です。

今日は「会話が上手」とは何か？
について。

シンプルだけど、個人的には
答え甲斐のある相談。
こういうのも大歓迎だ。

■参加者からの相談メール

岡田様

会話の広げ方について教えてください。

例えば、昨日、休憩中に
「槇原敬之が薬物で捕まったらしいね」
という話題を同僚の女性が振ってきました。

捕まったことは知っていましたが、
特に槇原敬之についての情報や
薬物で捕まった芸能人の情報がなかったので、
広げることができませんでした。

ナ・パであれば
「次はお姉さんが捕まる番だね」
とすり替えベースで会話ができそうですが、
同僚にすり替えベースでの話はできません。

岡田さんであれば、どのように対応していましたか？
コツや意識すべきことがあれば教えていただきたいです。

よろしくお願いします。

■岡田の答え

急に話題を振られた時に、
絶対的なリアクションがある。

それは

女「槇原敬之が薬物で捕まったらしいね」

↓

男「マジで！？」（知ってるパターン）

とか

男「お、そうそうそう！」（知らないパターン）

という『即座のノリ良い相づち』

実は、これを打てるかどうかで、
その後の流れは、ほとんど決まる。

多くの人が、

「その話題に対して、どんな広げ方をすればいいか？」

に重点をおきがちだが、
実はそんなに難しいことは必要ない。

急に話を振られた時、
あなたがやるべきことは２つ

１、「相手の話し易さを整える」

話題を振られたすぐに、
ノリの良い相づちをうっておけば
相手は「この話題に興味がある」と感じる

それにより、相手にも勢いがつき、
会話を膨らませやすくなる。

逆にココが抜けてしまって、
「そうなんだー」とか「ねー」みたいな、
淡白な返しからスタートすると

相手は「興味ないんだな」と感じ
そもそも、話題を膨らませようとは、
しなくなる。

２、「どういう方向性で話したいのか、を見定める。」

例えば、今回の様な話題なら
「ちょっと含み笑いを交えた話し方」なのか
それとも「真顔なのか。」

によって、相手の会話したい方向性がわかる

「ほんとしょうがないよねー。歌は良いんだけどさー
やっぱ辞められないもんなんだねー」

みたいな方向性が希望なのか

「ショックだよー、歌、大好きなだけに
頑張って欲しいな」

みたいな方向性が希望なのか。

ちょっと含み笑いをしている様子であれば

女「槇原敬之が薬物で捕まったらしいねー」

男「あ、そうそう、聞いたビックリした」

女「ね、びっくりだよね」

男「またかよーって。」

女「やっぱり辞められないんだねー」

男「そうなんかね、どうなの、詳しいでしょ？
そのあたり、お薬の事」

女「なんでよー笑」

という相手の希望に沿った流れから
すり替え作業気味のユーモアまでもっていくことができる。

一方、真顔で、深刻っぽい場合は

女「槇原敬之が薬物で捕まったらしいねー」

男「あ、そうそう、聞いたビックリした」

女「ねー、結構ファンだったからショックで」

男「あ、槙原好きなんだ、いいよね歌」

女「歌いいよねー、未だにきいてる」

男「わかるわかる、オレもたまに聞く」

女「え、なにがすき？」

男「どんなときもお薬？だっけ？」

女「笑ちがうじゃん、そうじゃないじゃん」

といった、感性の一致からの、ユーモア展開
まで持っていく事ができます。

会話が苦手だったり、真面目な人ほど
「その話題の知識や情報」がないと
会話を盛り上げる事はできない。
と感じがちだが、

そもそも会話とは「内容」で
盛り上げるものではない。

・盛り上がる雰囲気を作る事
（相手が話し易いようにする）

・相手のニーズを抑える
（どういう方向性で話したいのか見極める）

ことの方が、「何を話すか」よりも、
遥かに大事なのだ。

ありがとうございました。

岡田尚也

追伸

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